電気通信主任技術者とは

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電気通信設備の維持管理を行うための資格

携帯電話やスマートフォン、インターネットなどのサービスを取り扱う、電気通信事業を行う場合は、設備維持のために、電気通信主任技術者を配置しないとなりません。
電気通信設備の工事、運用や保守などを行うことのできる資格であり、監督者として業務を行います。
もしもこのような会社で仕事を考えているならば、取得しておいて損はないです。

そして、電気通信主任技術者には2種類あり、伝送交換主任技術者と線路主任技術者があります。
どちらの資格であっても、試験を受けないと取得はできませんが、受験資格に年齢や学歴などの制限はないので、誰でも受検できます。

交換機やルーター、中継器などを扱うのが伝送交換主任技術者であり、ファイバーケーブルなどを扱うのが線路主任技術者です。
どちらも対象範囲内の機器の工事、保守運用を行います。
線路は、ファイバーケーブルの他に、電話線や通信線、海底ケーブルなどのケーブル類のことを言います。

どちらの資格を取得する場合でも、試験では4科目出題され、2科目は同じ科目になります。
電話会社や無線会社などで、就職のときに役立つ資格であり、その他にも通信事業者、または研究者などへの道も可能です。

難易度がやや高い試験

試験は1985年から実施されており、比較的昔から行われてきました。
合格率を見ると少し前は約15%であり、最近は20%台を推移しています。
難関の資格の試験と言われると合格率が一桁なので、電気通信主任技術者の試験はやや難しいと言えます。

試験はすべてマークシート方式となっており、電卓やデジタル腕時計の使用は禁止です。
年に2回試験は行われており、合格するまで何度も受検できます。
また合格となった科目があれば、その後の3年間、合計6回の試験で免除となります。
各科目は60点以上取ると、合格です。
勉強するときは、テキストが販売されているので、それを使って対策を練っていくと良いでしょう。
専用の問題集などがあるので、それを使うと勉強ができます。

もしも免除となる科目があれば、そのときの試験の受験料は安くなり、何科目受検するかで、受験料が異なります。
受験希望の方はインターネットかまたは郵送で、受験日の2ヶ月前ぐらいまでに申し込みをします。
早めに申し込み〆切りとなるので、早めに忘れずに申し込みましょう。
受検すると、試験日より約1ヶ月後に合否発表が行われます。

試験は全国の主要都市13カ所が受験会場となっているので、近くに会場が無い場合は、受験会場まで時間をかけて行くことになります。
午前と午後にわけて、1日で試験は行われるので、泊まりで受検する必要はなく、日帰りで済ませられるでしょう。

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