アマチュアバンドプランの見方や用語

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バンドプランとは?

バンドプランとは、総務省の告示を元にまとめられた運用モードや形態のまとめのことで、周波数やデータ内容ごとにプランがまとめられています。
元々は平成21年に施行された仕様区別区分を元に図解されており、狭帯域や広帯域まで幅広く記載されているのが特徴です。
平成27年に再度改正が行われてから現在も同じプランが利用されており、アマチュア無線利用者にとっては非常に便利なデータと言えるでしょう。

バンドプランは特定の言語や書き方をされており、一見しただけでは少しわかりにくいかもしれません。
それぞれの用語の意味や見方さえ分かればアマチュア無線利用時の強い味方となってくれますので、幅広く利用する際にも便利です。

用語の意味

バンドプランではそれぞれ特定の用語が使われており、それぞれの用語の意味がわかるとスムーズに見られます。
まず覚えておきたいのがCWで、こちらはモールス符号によってキャリアを断続して行う、無線電信のことです。
電話は狭帯域の場合SSB送信機などを使った電話通信のこと、広帯域の場合はFMモードによる電話通信のことを指します。

電信はマイクロホン端子にキーなどでモールス符号を入力して行う電信、など、断続してモールス信号を送る際に使われます。
狭帯域の場合はSSBモード、広帯域の場合はFMモードです。
同じく画像に関しても、狭帯域はSSBモードによる画像通信、広帯域はFMモードによる画像通信になります。

データは狭帯域の場合HF帯で行われるパケット通信などが該当します。
広帯域の場合はVHF帯以上で行われるパケット通信が該当し、占有周波数帯域が9MHz以上の場合、高速データと表記されているのが特徴です。

全ての電波の型式で運用が可能な全電波型式は、専用の区分がない型式の通信や、実験や研究のために行う通信などに推奨されています。
ATVはSSTVを除くテレビジョン通信、衛星は人工衛星を利用して行う通信、レビータは中継無線局を通じて行う通信、EMEは月面反射通信のことです。
また、ビーコンは標識信号を送信する区分のこと、VoIPはインターネットを通じて音声などの伝送を行う際に利用する通信区分になります。

狭帯域と広帯域の違い

狭帯域と広帯域では、電話や電信、画像やデータ利用の際に、それぞれモードや帯が異なります。
送れる内容や利用出来る内容も若干異なりますので、その時の目的に合わせて広帯域か狭帯域かをそれぞれ使い分けをする必要があるでしょう。
アマチュアバンドプランにきちんと掲載されている運用形態であれば問題なく利用出来ますが、場合によっては法令や規則で利用出来ない、掲載されていない運用可能な区帯もあるため、利用時は注意が必要です。

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