免許について

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アマチュア無線免許

では、免許を必要とするアマチュア無線を始めたい場合、どのように免許を習得すれば良いのか、ということについて紹介します。
この資格は就職などに有利になることはありませんが、趣味を行うためには必ず必要となります。
1級から4級の段階に分かれており、それぞれ利用することが出来る帯域や設備に違いがあります。
自分で局の開設を行なう場合には1級が必要ですが、そうでないのであれば2級で基本的にすべての帯域が利用できます。

では、それぞれのランク別に試験内容について見て行きましょう。
入門者向けである第四級では、法規・無線工学分野の問題が出題されます。
それぞれ12問ずつで、1時間ですべてを解かなければなりません。
合格基準はどちらも40点以上の獲得となっており、合格率は70%を超える、比較的簡単な資格となります。

3級も、出題される分野は同じく法規・無線工学です。
ただ、問題数は法規16問、無線工学14問に増えており、受験時間も1時間10分に延長されています。
こちらは法規が80点中55点、無線工学が70点中45点取得する必要があります。
合格率は80%程と、4級よりかえって高くなっているのが特徴的です。

2級からは、無線工学と法規がそれぞれ別の問題に分かれて出題されます。
無線工学については25問で2時間、法規についてはモールス電信を含む内容になっており、30問で2時間半の受験時間です。
これまでの受験時間の4倍以上と、いきなり難易度が跳ね上がる事がわかります。

合格率も50%と、かなり落ち込んでいます。
合格点は無線工学125点中87点、法規150点中105点です。

最後に、1級は、問題数と分野については2級と同様です。
ただし、合格点が変わっています。
無線工学は150点中105点、法規も同様の点数が合格に必要となります。
開局手続きに利用するというだけあり難易度は高く、合格率も初めて50%を切る44%となります。

その他の無線資格

では、ここでは余談として、アマチュア無線とは違う無線に利用される資格にどのようなものがあるのかを簡単に紹介します。
まず1つ目として紹介するのは「総合無線通信士」資格です。
この資格は3級までに分けられています。
最高難易度である一級は無線資格において最高の難易度を誇り、合格率は6%という狭き門になっています。

受験内容は無線工学、電気通信術、モールス信号電信送受信実技、英語力、地理、航路など、幅広い知識が問われる内容となっています。
法規が得に厳しい内容で、電波法を隅々まで理解していることが求められます。

この他には、陸上無線技術士、海上無線通信士という資格があります。
それぞれ対応した場所で利用できる無線技術を習得していることを示す資格です。
海上無線通信士資格は最高レベルでも合格率60%とかなり高く、取得し易い資格となっています。
最も難しいのは英語だという声さえあります。

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