ハム用語の使い方と注意

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ハム用語とは

アマチュア無線を趣味として楽しむ方は多く、アマチュア無線を個人で訓練しているという方も珍しくありません。
業務に利用するわけでは無くあくまで個人的趣味として自己訓練にアマチュア無線局を開設している方も多く、こうした個人での趣味の解説局はハムという相性で親しまれています。

そんなハムでのみ使われる用語のことをハム用語と呼び、アマチュア無線利用者にとっては正に必須の言語と言えるでしょう。
慣れてしまえば難しい単語ではありませんので、アマチュア無線を楽しむ為にも少しずつ覚えていく事をおすすめします。

ハム用語集

ハム用語は相手とスムーズなやり取りをすることが目的で、覚える事で聞き間違えを防ぎ正しい情報のやり取りをすることにも繋がります。
まず覚えておきたいのがフォネクティックコードです。
こちらはアルファベットの聞き間違えを防ぐ為に開発されたもので、紛らわしい英字を別の単語で伝える事で聞き間違えを防ぎます。

例えばBの場合はブラボー、Dの場合はデルタ、Gの場合はゴルフ、Eの場合はエコー、Pの場合はパパというように、それぞれのアルファベットに別の単語が指定されています。
特に聞き間違えがしやすいアルファベットはこうした単語表記を用いる事で、何度も聞き返す手間が無くスムーズなやり取りができるのです。

またアルファベットだけではなくひらがなに関しても和文通話票が作られています。
イであればいろはのい、ミであれば三笠のみ、ニであれば日本のにというように、聞き取りづらいひらがなの違いも全てハム用語で解決可能です。
またンはおしまいのん、濁点や半濁点など、聞き取りづらくなることが予想される単語もハム用語で伝える事でスムーズに伝達ができるでしょう。

他にもQから始まる単語を使ったQ符号などもよくあるハム用語です。
QRA?であれば貴局名は何ですかの意味に、QRL?であればそちらは通信中ですかの意味になるように、Qから始まるアルファベット三文字の組み合わせて意思疎通ができます。
こちらは無線通話でも用いられることがある用語ですので、覚えておいて損はないでしょう。

注意すること

ハム用語を覚えるとアマチュア無線は更に楽しめる幅が広がりますが、楽しさのあまりについマナーを忘れてしまわないように気を付けましょう。
例えばオフバンドを確認せずにアマチュアバンドから電波がはみ出してしまったり、交信中に相手が不愉快になるような発言をすることは控えないといけません。
自分が出す電波の周辺数付近を出来れば事前に聴取して、他に誰か交信している人がいないかどうか、長時間交信ではコールサインを10分目安に出すことなど、事前に確認をしてから利用すると良いでしょう。

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