D-STARとは?

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D-STARの特徴

D-STARは日本アマチュア無線連盟が推奨しているデジタル通信のことで、総務省の開発委託を受けてJARLが直接開発を行っています。
日本国内だけでは無く海外でも利用されているデジタル通信で、よりスムーズな通信を行う為に設置されている通信です。
D-STARを利用してやり取りをしているアマチュア無線ユーザーは多く、アマチュアバンドプランにも盛り込まれています。

現在50カ国以上に普及している世界でもメジャーな電波通信として知られ、他のデジタル通信に比べ、世界的に見ても最も普及している電波として親しまれています。
国内においてはなんと200箇所以上ものレピータを設置しており、北海道から沖縄まで幅広く対応。
日本全国をカバーしており、広く使えるアマチュア無線をお探しの方にもうってつけです。

D-STARでは音声データだけでは無く、スマホやパソコンと繋いでメッセージのやり取りや画像のやり取りもできます。
デジタル方式で行なえる通信方式で設定も簡単、位置情報の送受信も可能ですので、希望があればネット環境が無くとも設定1つで相手局の位置を表示することもできるでしょう。

使い方は?

D-STARではレピータを使ったエリア内の曲と交信する方法や、ローカル局間でのトランシーバー単体でのやり取りまで幅広く対応しています。
異なるゾーンの相手と話をしたい時にもコールサインを指定して待ち受け受信も行なえますので、シーンに合わせた使い方が可能です。
シンプレックス運用であれば無線機をDVモードにしてから周波数を合わせPTTを押して交互に話すだけで手軽に利用できます。

レピータ局を使う場合は無線機をDRモードに設定し、fromをリストから局を選んでToをCQCQCQに設定、PTTを押して話すと直接電波が届かない場所に居る人とも会話可能です。
いずれの使い方も設定がお手頃で、初心者でも扱いやすいシステムと言えるでしょう。

守るべきマナーについて

手軽に使えるからこそ最低限のマナーをしっかりと守って利用することが大切です。
レピータを使う際にはCQを出す前にレピータが空いているか空き状況を確認することを忘れてはいけません。
長時間交信は他の方に迷惑になる恐れがありますので、極力長時間利用は避けるようにしましょう。

またコールサインはD-STARで受信した局のサインが表示されるため、CQは極力簡潔にするのもポイントです。
カーチャンク時にPTTスイッチを押してUR?が表示されれば送信可能ですので、サインを見逃さずにスムーズなやり取りを行いましょう。
D-STARはアマチュア無線をより手軽にデータやりとりなど便利に使えるシステムだからこそ、最低限のマナーをしっかりと守りながら、皆が楽しめるように配慮をすることを忘れてはいけません。

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