海外製ベビーモニターによる電波障害

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便利に利用できるベビーモニターで混信?

赤ちゃんが離れた部屋で寝ている時、その様子を確認できるベビーモニターは、ママたちにとって赤ちゃんが寝ている間に掃除したり、調理したりするときに非常に便利なグッズとして最近、利用されるご家庭も出てきています。

しかし外国製のベビーモニターがスマホの通信や無線などに影響を与えるといった被害が各地で報告されているのです。
この障害は混信と呼ばれるものなのですが、業務用無線や携帯、スマホの通信におこるもので、全国で見られるとして今、問題になっています。

スマホ、携帯の基地局への通信障害、またタクシーやトラックで利用されている業務用無線に障害が発生するという事で、ベビーモニターを利用されるご家庭は、このベビーモニターによる障害について少し知識を持っておいてほしいのです。

ベビーモニターとは何か?

海外の場合、国土面積が広いという事もあり、一般の住宅でもかなり広い住宅が多いという特徴があります。
また日本ではお子さんがまだ小さいうちは、親御さんと一緒に寝室で眠るというのが一般的ですが、海外の場合、赤ちゃんの頃から自分の部屋で眠る事が多いです。

夜間、またママが掃除やお料理などをしている時、寝室で赤ちゃんが安全に眠っているかどうか、その確認のためにベビーモニターはごく当たり前に利用されています。
ベビーモニターは無線でその様子を確認するというもので、カメラやマイク機能などが付いた赤ちゃんの部屋の発信機が赤ちゃんの様子を無線で、別室にいるご家族に知らせるという仕組みを持っています。

ただこの外国製のベビーモニターの場合、海外で作られた製品なので、日本国内の無線機器の基準に適合していないものが多く、それを知らずに便利だからと日本国内で購入し利用すると、電波によっては適合しないものがあり、無線を妨害してしまうものになってしまいます。

ベビーモニターの周波数が携帯の基地局で利用している無線と同じになれば、妨害電波となってしまいますし、タクシーなどの業務用の無線と周波数が一致してしまえば、やはり妨害電波となってしまうのです。

総務省で使用中止となっているベビーモニターもある

こうしたことから総務省では国内の電波利用環境を保護するため、無線機器について技術基準適合マークがあるかの確認、さらにベビーモニターを利用されるご家庭で、電波利用のルールを理解してほしいとしています。

実際に電波法違反という事で、総務省から使用中止を指導されたという外国製のベビーモニターなどもありますので、これからベビーモニターの利用を考えているご家庭では、国内の規定に当てはまっている者なのかどうか、使用中止になっているものではないかなど、しっかり確認して使用する事が求められます。

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