免許局と登録局の違いとは?

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免許局と登録局とは?

アマチュア無線を利用する際には無線機に関係したそれぞれの局に関する知識も身につけておきましょう。
特に覚えておきたいのが、免許局と登録局です。

免許局は主に法人など団体の方を対象に、業務で利用する無線機を使う際に利用します。
申請を行った後、免許された団体の所属者であれば利用可能です。
団体の所属者ではない他団体や個人へのレンタル利用はNGで、あくまで購入した各法人での管理が原則となります。

反対に登録局は登録者以外の方でも利用可能な無線機で、簡易業務用無線機などレンタル無線機が当てはまります。
業務使用のみに限られている免許局とは異なり、レジャー使用も可能ですので個人での利用者も多いです。
アマチュア無線の場合はこちらを利用している方も多く、まずは試しに使ってみたいという方は登録局を利用します。

それぞれの違いは?

免許局と登録局の違いとして、登録をしている人でも使えるかどうか、業務用でなくとも使えるかどうか等があげられますが、違いはそれだけではありません。
それぞれチャンネル数やアナログ通信が出来るかどうかなどの違いもありますので、利用する都合に合わせてどちらのが良いか選ぶと良いでしょう。

意外と知られていませんが、免許局はレンタルが不可、登録局はレンタルが可能という違いもあります。
免許局のレンタル利用は違法となりますので、レンタル時に免許局を渡されたら利用をせずに速やかに然るべき場所で届け出をしましょう。
知らずに利用してしまった場合でも利用者も罰せられますので、必ず免許局か登録局か確認をする事を忘れてはいけません。

チャンネル数は免許局の場合UHF帯アナログ35ch、デジタル65ch、VHF帯はアナログ9ch、デジタル19chと豊富です。
混線を避けたい大規模イベントシーンなどでも重宝されるタイプで、イベント会社などで利用していることも多いでしょう。

反対に登録局はUHF帯デジタル30ch、上空用5chと少なめですがその分上空用が常備されていますので、シーンに合わせて使い分けると良いでしょう。
またキャリアセンスですが免許局は無し、登録局はありという違いもあります。

シーンに合わせて使い分けよう

登録局と免許局は一見同じように感じるかもしれませんが、細かい部分を比べると似て非なるものです。
利用するシーンに合わせてどちらを使うかを選ぶようにしましょう。

レンタルが可能かどうかもそれぞれ異なりますので、レンタル無線機を利用する際には登録局か免許局かも合わせて確認しておきます。
免許局は無線機一台一台に免許が必要、登録局は免許不要と、それぞれ免許の必要性も異なりますので、利用する都合に合わせて使い分けることも大切です。

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