自作について

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無線機の自作

無線についてある程度慣れてくると、新しいステップとして無線機の自作を楽しみたくなってきます。
より自分の環境にあった状態で利用できるようにカスタマイズしていくのも、アマチュア無線の楽しみであるためです。
では、アマチュア無線で自作が行われているのはどういった分野でしょうか?
そして、どのような自作が行えるのでしょうか?

まずは送信機の自作です。
電波の送信を行っている機械であり、音声や動画を通信するようなものについては高度になるため自作が難しくなります。
比較的簡単につくることが出来るのが、モールス電信用の送信機です。
これであれば伝送を電鍵で制御することによって行なうことが出来るため、簡単に作る事ができます。

自作用のキットなども販売されており、自分の目的に合わせて送信機を自作してみるのも面白いでしょう。
元々製造されているものを改造する形で行う場合もあります。

次に、受信機の自作です。
受信機の自作は真空管を利用するものが多く、アマチュア無線の全盛期には無線を趣味としている人以外にも造られていました。
現在では真空管を使うのではなく、より低コストで作ることが出来るものも登場しています。
送信機よりも作るのが簡単であるため、まずこれから初めて見るのも面白いでしょう。

アンテナやデジタル無線機

では、他にはどのようなものが自作できるでしょうか?
最も簡単につくることが出来、かつ実用性が高い自作品であるのが「アンテナ」です。
アンテナは自分の環境によって必要なものが違っているため、それに合わせたものを作成することで市販品と遜色ないものにすることが可能です。
自宅のベランダにあわせたものにする、といったような方法で、オリジナルのものを楽しめます。

また、デジタル無線機の自作というのも最近では行われるようになってきました。
ただ、アナログ型に比べると高い技術が必要となり、知識も必要であるため、すぐにこれを作るというのは難しいと言えます。
特に難しいのが、電波行政との関係性にあり、法規的な問題を理解していなければ踏み込むことが出来ません。

これ以外にも、モールス電信用の電鍵の自作など、周辺機器の自作というのも幅広く行われています。
自作を行ったもので技術基準適合証明を取得するのは極めて難しいため、違法にならない空中線電力200ワット以下に収める必要があります。

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