総合無線通信士とは

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無線関連の中の最上級の資格

無線従事者としての資格の1つであり、船舶や無線局と無線通信するときに、無線装置を操作し更新するときに必要となる資格です。
無線局には、この資格を取得した人物を配置しないとならないとなる、必置資格である場合もあり、無線関連の仕事を考えているならば、取得しておいて損はないです。

資格としては、一級から三級まであり、総通と呼ばれることもあり、例えば一総通と言われます。
やはり級が上がるほど試験の難易度は高くなり、第一級となると、無線で扱えない範囲が陸上無線技術士の範囲だけとなるので、最上級の資格ともなっており、一級の陸上無線技術士と総合無線通信士を取得すれば、無線の全ての範囲を扱えます。
そのために一級となると、国際通信の範囲まで扱えます。

二級となると国内通信に限り、三級となると船舶や漁船の通信に限られます。
資格を取得すると、この資格を必要としている場所は、自衛隊、海上保安庁などになります。
さらには、一級を取得すれば、海運会社や漁船無線局、電気通信事業など、幅が広がります。
二級や三級であっても、漁業組合など、地方公共団体への道もあります。

他にも、資格を取得していれば、他の資格の試験の一部の科目が免除されることもあり、有利になります。
国際的に評価のある資格となっており、取得は難しいですが、取得すれば将来性もある有意義な資格です。

難関の資格

試験の合格率は、一級が10%前後、二級が5%前後、三級が6%前後となり、年によっては1%や2%になることもあります。
このために超難関の資格となっており、さらには資格自体が人気がなく、毎年250名前後しか受検しません。

試験内容は、一級と二級が無線工学の基礎や法規などの他に、さらには英語と電気通信術があります。
三級は無線工学とその基礎、法規、は英語と電気通信術です。
それぞれの科目は、およそ6割程度正解すると、合格となります。
試験合格を目指すとなると、英語と電気通信術をどのように攻略していくかがポイントでしょう。
不合格となっても、合格した科目については、その後3年間は受検で免除されます。
また電気通信術に関しては、合格すれば、下の級での試験で、免除とされる場合もあります。
他にも、多くの免除制度があるので、上手く使うと合格しやすくなります。

その他にも認定講習を修了すると、試験を受けずに資格を取得できます。
ただし認定講習の場合は、三級から二級に、二級から一級へと、下の級から上の級へ順番にしか取得できません。
また受講条件としては、7年以上の業務経験が必要です。
三級または二級の資格を取得し、7年以上関連の業務を行っている方だけ、講習で取得出来ます。

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