航空特殊無線技士とは

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航空機の無線操作をするのに必要な資格

航空特殊無線技士は、航空特と略して言われることもあり、この資格には1級や3級などの階級はありません。
事業用でない航空機、自家用の航空機に設置された、無線機器を操作するときに必要となる資格です。
具体的には、測量、報道、農薬散布などで使用する航空機の無線を扱うときに、必要となります。

しかし無資格者がこのような無線機器を扱う場合は、主任無線従事者がいる中であれば、操作可能となっています。
主任無線従事者は、アマチュア無線以外の無線関連の有資格者から選ばれます。
この資格を取得していれば、航空無線通信士の資格を取るならば、受験科目の中の法規が免除されます。
さらには、資格を取得すると、甲種消防設備士の受験資格も得られます。

試験はそれほど難しくない

それほど難しい試験内容の資格でもなく、合格率は75%前後です。
試験内容としては、筆記試験の無線工学と法規、実技試験の電気通信術があります。
筆記試験の科目は60点満点となっており40点以上取得で合格です。
実技試験では、100点満点となっており80点以上取得で合格です。

筆記試験対策としては、過去問を活用し、5年分ぐらい丸暗記すれば十分合格できます。
電気通信術対策も難しくないですが、少しややこしいです。
電気通信術の試験は、AやBというアルファベットを、フォネティックコードという特殊なコードに変換して読み上げる試験です。
例えば、Aならばアルファというようにです。

試験の時は、実際に試験官対面して、書かれているコードを読み上げます。
電気通信術のテープがあるので、それで練習すれば十分に合格できます。
ただし、このテープには、フォネティックコードの表が付属していないので、インターネット探しておきましょう。
さらには聞き取って読み上げる試験以外にも、試験官が読み上げるアルファベットをフォネティックコードに変換して書く記述もあります。
つまりは、読み上げることと聞いて変換して記述する両方が出来ないと、合格とはなりません。
全ての科目を受け試験を終えた後は、1ヶ月ぐらい経つと合否判定の連絡が来ます。

試験は年に3回あり、試験前に応募して受検をします。
ただし応募は試験日の前ですが、早くに応募締め切りとなるので、締め切り前に忘れずに応募しましょう。

独学で勉強して合格することも十分に可能ですが、試験のポイントを効率よく学べる講習もあります。
自信の無い方は、講習に参加して、学んでいっても良いでしょう。
ちなみに講習を受けると、最後に修了試験があるので、試験に合格すると資格を取得できます。
ただ講習には定員があるので、こちらも早めに応募した方が確実です。
講習を受けると、週末を利用し短期間で効率よく勉強することが出来ます。

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