有線テレビジョン放送技術者とは

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ケーブルテレビの保守運用

デジタル放送や通信技術発達によって、ケーブルテレビが普及しました。
現在は広く浸透した状態となっており、その関連設備の保守運用が求められます。
そのような設備を保守運用するのが、有線テレビジョン放送技術者です。
テレビが完全デジタル化されたことによって、CATV技術者という名前に変わり、民間の資格です。

従来の資格からの名前変更と、移行により、資格の種類も増えて細分化されました。
まずはCATVのエキスパートとして、受信調査、施工、システムとあり、別途ブロードバンドもあります。
さらに有線テレビジョン放送技術者にあたる第一級CATV技術者、そしてエキスパートの中のブロードバンド以外の3つの資格を有して試験合格すれば第二級が取得できます。
また、ブロードバンドも含めた4つの資格を取得すれば、CATV管理技術者の試験を受けられます。

それぞれで仕事内容も変わります。
ブロードバンド以外のエキスパートは施工会社社員、ブロードバンドはブロードバンド関連会社社員、第二級は営業やコールセンターなどの社員、第一級は受信調査事業者の社員を対象とします。
CATV管理技術者となると、事業者やメーカー社員を対象になります。

試験合格率は50%前後

試験合格率は50%前後となっており、この資格はケーブルテレビに特化しており、これだけで就職を目指すのは厳しいです。
関連する電気関係の資格などを、平行して取得すると良いでしょう。

まずは、資格認定団体の行う講習を受けて、最後に修了試験に合格すると、第二級の資格を得られます。
エキスパートの資格取得は、法規とどれか取得したいエキスパートの科目1つを受けて合格すると取得できます。
ブロードバンド以外の科目と法規に合格すると第一級、ブロードバンドも合格するとCATV管理技術者の資格が取得できます。

このようにして、有線テレビジョン放送技術者は順番に資格を取得していくようになっているので、1つずつ試験に合格しないとなりません。
試験はそれぞれ60%以上の正解で、合格となります。

試験は第二級かエキスパートか、どちらを受けるか応募できます。
第二級であれば二級に、エキスパート、第一級、CATV管理技術者であれば、対応する科目数分だけ申し込みします。
たとえば、第一級であれば、ブロードバンド以外の科目に応募して受検することになります。

合格すると資格の有効期限は5年間となっており、5年ごとに更新です。
更新時は、自分で更新申し込みを行い、指定のテキストとレポート課題を、自分で学習して作成して、指定期日まで提出します。
それらの内容を見て合格レベルだと、新たに5年間資格が有効となり、更新終了です。

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