八重洲無線株式会社

八重洲無線株式会社

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東京の無線会社

KENWOODの項目のなかでも名前が出てきましたが、今回紹介する無線企業は「八重洲無線株式会社」です。
この会社は、アマチュア無線の分野において「トリオ」と双璧をなす会社で、業界最大手の一つ。
日本国内だけではなく、海外にも無線販売の手を伸ばしており、様々な分野での活躍を見ることができます。

こちらが公式サイトとなりますので、参考にしてみてください。
>>トランシーバー、無線機メーカー【八重洲無線株式会社】

八重洲無線株式会社は1956年、株式会社ゼネラルテレビサービスとして創立されました。
設立当初は短波帯SSBと呼ばれる無線機の製造販売を行っており、業界でも好調なスタートを切ることができています。
そして、オーストラリアやヨーロッパ各国への輸出が開始し、規模の拡大へと繋がっていきました。

その後、本社を大田区から八重洲へと移転し、現在の八重洲無線という会社名へと変更。
この際、製品ブランドとして「YAESU」を打ち出し、アマチュア無線販売を牽引する存在と変わっていきます。
設立当社から同会社の目玉商品として活躍してきた短波帯SSBは、アメリカにも輸出が決定し、「YAESU USA」という形で支社が作られるまでになりました。

本社はその後、下丸子へと移転しましたが、社名はブランド名を継続させる意味もあり、八重洲無線を維持します。
今度は業務無線分野にも手を伸ばし、これも大きな成功を収めることになります。
1991年、つまり無線ブームが少し下火になり初めてから、上場を果たしたことからも、根強く人気を誇っている事がわかるでしょう。

1999年には、「STANDARD HORIZON」というブランドを発表、船舶無線市場にも乗り出します。
しかし、2008年にはモトローラによる友好的株式公開買い付けに応じ、株式上場を廃止しました。

ただ、ここで終わらないのが八重洲無線です。
2012年にはモトローラ保有の自社株を買い戻し、社号を八重洲無線株式会社へと戻す形で復活。
そして2013年に携帯型のアマチュアデジタル無線機を売り出す、という不死鳥のような企業です。

八重洲無線の無線機

八重洲無線からは幅広い種類の無線機が製造販売されています。
代表的なのは、簡易型無線、多人数同時型無線、同時通信無線、特定小電力無線、MCA無線になるでしょうか。

そのなかでも、簡易型無線は1キロから10キロ程度を通信圏内とする持ち運びが簡単なハンディ無線。
主にレジャーや業務などで利用される人気商品の一つです。

多人数同時型無線は、多くの人の声を同時に届けることが出来るようになっており、多人数での無線会議などに適しています。
企業などを中心とした、メーカー内での活用が主流です。

また、同時通信型は交互ではなく同時に通信することが出来る無線のこと。
電話と同じような感覚で使用することが出来るものとして、コミュニケーションが多く必要な場で活躍しています。

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