楽しみ方を知ろう

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アマチュア無線の楽しみ方

今では、全盛期に比べてアマチュア無線を趣味としている人は少なくなりました。
多くの人と繋がることが出来る、というのがアマチュア無線にとって大きな魅力の1つであったため、全盛期に比べるとその意味では少し陰りが見えてきている、というのは事実です。
では、アマチュア無線というのはどのような楽しみ方が出来るものなのでしょうか?アマチュア無線の楽しみ方は、大きく2つに分ける事ができます。

まず1つ目の楽しみ方と言えるのが「通信」です。
これは、無線を通して誰かと通信を行い、話をする、という楽しみ方ということを指しています。
今では携帯電話やインターネットでも行うことが出来るものではありますが、当時はこれが非常に画期的でした。
というのも、電話代金がまだ高かった時代であるため、機材を揃えれば時間を気にせずに話し続ける事ができたためです。

さらに、どこからか流れてくる電波を受信してそれを聞くという楽しみ方もあります。
時間帯によっては海外からの電波なども受信することがあります。
有名なのは、ロシアが発信しているとされる謎の電波です。
こういった、よくわからない電波を探して受信して見る楽しさ、というのもアマチュア無線にあるのです。

また、現在においてもアマチュア無線でしか楽しむことが出来ない通信の方法があります。
それが、モールス信号です。
短音と長音を組み合わせることで文字を示し、連絡を取ることが出来る、というモールス信号は、普通に声で話をするのとは違ったロマンがあります。
かつて発明家エジソンが子供の頃にモールス信号にハマり科学にのめり込んでいった、というのは有名な話です。

もう1つのアマチュア無線の楽しみ方であるのが「実験」する楽しみです。
これは、自分自身で電波機材を作成、あるいはカスタマイズして、その性能を試すことの楽しさを指しています。
回路や動作特性など、様々なところに気を使いながら自分だけのマシンを作る楽しみがアマチュア無線にはあります。
簡単なものであれば銅線、イヤホン、ダイオードだけで作ることが出来るのが無線の楽しみでもあります。

実際に行われる楽しみ方

では、実際にアマチュア無線で行われている楽しみ方について、より具体的に電波の種類などから紹介します。
まず最初に紹介するのが「短波帯」です。
これは主にモールス信号を用いて行う通信の方法で、それぞれの無線局が発信しているものを受信して解読して楽しむ、というものです。

次に、「VHF」「UHF」というものがあります。
これは自動車にアンテナを備え、どこからでも交信することが出来る、というのが魅力となっています。
自宅だけではなく、出先でも無線を楽しむことが出来る、という仕組みとなります。

この他では、ワイヤーズというものがあります。
これはインターネットを介して行う無線通信の形で、通常よりも長距離を交信することが出来るシステムとなっています。
より遠くとの交信を楽しみたい場合に利用出来ます。

さらに、QSLカードの取得、というものがあります。
これはアマチュア無線局と交信を行なうことで、その証明書をもらう、というものです。
すべてが行っているわけではありませんが、初めてアマチュア無線局と交信するとその証明証をもらうことが出来る場合があります。
これを集める、一種のアワード的な楽しみ方が出来るのもアマチュア無線の魅力です。

他には、コンテストに参加する、という楽しみ方もあります。
コンテストではどれだけ多くのアマチュア無線局と交信することが出来たか、ということを競います。
今でも日本アマチュア無線連盟によって開催されているものや、各地のクラブで開催されているものがあり、アマチュア無線に慣れてくると非常に面白い楽しみ方となります。

このように、アマチュア無線は楽しみ方が自由自在で自分好みのものを選択できる、というのが魅力です。

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