日本無線

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日本無線株式会社

日本の無線会社として4つ目に紹介するのは「日本無線株式会社」です。
この会社は中野区に本社を置く会社で、日清紡ホールディングスのグループ会社となっています。
主に通信機器、海上機器、システム機器の生産販売を行っています。

この会社の創業は他の無線企業に比べても早く、1915年に匿名組合として始まりました。
これが1920年に日本無線電信電話株式会社となり、日本電力傘下に収まることで現在の形に近づいていきます。
発展の背景には戦争があり、軍需無線の生産において大きな力を発揮、ノウハウを蓄積していきました。
戦後にはこの軍事技術を民間転用する形で発展します。

日本無線の特徴

日本無線は無線機器や情報機器を生産販売している会社としてはかなりの老舗です。
それだけに、積み重ねた技術やノウハウがあるため、信頼される企業となっています。
ただ、一般的な消費者の目に触れる形ではなく、見えないところで活躍している、というのが日本無線の主たる特徴でもあります。

特に無線通信を助けるための機器として、GPS受信機や無線LANなどの生産販売が行われています。
また、船舶用の海上無線通信機なども販売しており、一般向けのアマチュア無線とは違った場所が活躍の場です。

1996年ごろには携帯電話事業にも乗り出しましたが、こちらはあまり売上が伸びず、現在ではすでに撤退しています。
ただ、携帯電話事業に関わるものしとて、移動型アンプなどをリリースし、やはりこちらも見えない所で技術を支えています。

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