フォーンパッチ

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有線通信によって行われるフォーンパッチ

フォーンパッチというのは中継において有線通信を活用していく方式です。
通信中で電話回線であったりインターネットを利用した中継を挟んでいくことによって、直接電波を届けられない地域と通信を実現させていくことができます。
様々な規制がある中で、近年許可が降りているケースが多くなっています。

有線用で提供されている電話機より公衆回線を介してアマチュア無線へと接続していく形態がメインですが、電話機側にいる人が決してアマチュア無線家ということではありません。
欧米においては昔からフォーンパッチが実用化されていて、アメリカを中心に普及していました。

日本では公衆電気通信法の中では、公衆通信回線へ無線機をつなげていくことが禁止されていました。
警察や消防などといった公共目的であれば問題ありませんが、個人的な活用は厳禁となっていました。

1985年に公衆電気通信法が廃止されたのと、電気通信事業法が施行されました。
この原則で禁止していたものではなくなりましたが、1998年になると現在の総務省総合通信基盤曲である郵政省電気通信局にて要件をクリアしたことで認められていきました。

フォーンパッチはリモコンジャックと関わる

2003年に日本で遠隔操作としてアマチュア局に関する操作が許可していくようになった時、様々な愛好家が免許の申請を行っています。
リモコンシャックについて構想を練っていながらも、具体的な方法を講じることができなかったため許可が降りてすぐに申請を行うことができるようになったのです。
リモートシャックを行うきっかけとして環境が近くにあったという点もあります。

リモコンシャックを実現する上で要となるのがインターネットを利用していくことです。
当然ながらインターネットを利用しないで専用線を使って開設していく方法もありますが、維持費などが莫大となるので向いていませんでした。
そんな中でフォーンパッチの考え方なども広がっており、次第にリモコンジャックを利用しやすくなっています。

公衆回線との接続も認知されていった

昔は公衆回線と接続していくことについて、インターネットを活用する時は公衆回線を利用していかなければなりませんでした。
アマチュア無線と公衆回線における接続については、日本だと長い間認められていませんでした。

アマチュア無線や公衆電話の回線で接続許可している国を見ていくと、HF帯やV/UHF帯となっていました。
アマチュア無線機を利用して相手へ電話をかけていき、免許を持っていない家族と通話していくことができました。

フォーンパッチは長い間日本では許可していませんでしたが、近年認可されています。
これは日本でのアマチュア無線家において悲願ともいえたでしょう。

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