ゲルマラジオ

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自分で作ったラジオから音が聞こえた時の感動

昔、ラジオを分解して組み立て直したという経験を持っている方、また時計などを分解してさらに組立てみた、またラジオを実際に自分で作ってみたという方もいるかもしれません。
こうした機器を自分で作り、または分解し組み立ててみて、実際に音が鳴った時の嬉しさといったらこれは、経験した人じゃないとわからないことかもしれません。

みなさんはゲルマラジオというものをご存知でしょうか。工作で作るラジオとしては、基本中の基本で、ラジオの基本部分だけという非常に単純な作りなのですが、簡単な回路であってもしっかりAM放送を受信してくれます。
電波エネルギー鑿を利用しイヤホンを鳴らすという仕組みなので、アンテナでも強度高いものを設置する事が必要なのですが、非常に楽しく作る事の出来るラジオ工作の基本と呼ばれるものです。

ラジオを作ってみよう!!まずは準備するもの

ラジオを作る際に必要な物を購入しましょう。
まずはホームセンターなどへ行ってコイルを(エナメル線)を購入します。
さらにバリコンというものが必要となるのですが、これは入手する事が難しいため、トイレットペーパーの芯などの、筒状のものを利用し、外側にクリアファイルのフィルムを、さらに電極用にアルミホイルを利用します。

ゲルマダイオードはこうした部品を販売しているお店、若しくはインターネットで手に入れることが可能です。
ゲルマダイオードでもショットキーダイオードでも手に入る方で大丈夫です。
お店の方に手作りでラジオを制作したいと伝えればわかりますので、不安な方はお店の方に確認して購入します。

イヤホンについてもセラミックイヤホンやクリスタルイヤホン、いずれかを購入しますが、これもお店、もしくはインターネットで購入できます。
イヤホンジャックも同じくインターネット等で購入しておき、2mmから2.6mm程度のネジ、10芯コードのビニール線はホームセンターで買っておきましょう。

工具としては40W程度のはんだごて、ヤニ入りはんだ、ニッパー、ドライバー、カッター、ピンセットなどがあれば十分です。

実際に組み立ててみる

コイルをスパイダーコイルにする必要があるので、厚紙や利用しないハガキなどを利用して作ります。
スパイダーコイルについてはネット上で紹介されていますので、そこからダウンロードなどして型紙をとって、その形に添ってカッターで切っておきます。
これにコイルを内側から端を10cm位残して巻いていきます。

トイレットペーパーの芯にアルミホイルを10mmほど長めに、また芯の直径の3倍くらいになるように切って(125mm×140mm程度)アルミホイルの箸をトイレットペーパーの芯に貼り付け、くるっとしわにならないように反対側まで持っていき、端をテープで留めます。
アルミホイルの余った部分は芯の内側にしっかり織り込み、次にクリアファイルをトイレットペーパーの芯より10mmほど長く、またアルミホイルと同じように3倍くらいの大きさに切って1枚だけ利用します。(通常2重になっているが利用するのは1枚)
少し緩めにしてテープで留めるとクリアファイルの筒ができます。(あまりぶかぶかではなく、緩め程度に作る)

アルミホイルを貼りつけたトイレットペーパーの芯の上にクリアファイルを貼っていき、テープで留めます。
トイレットペーパーの内側の芯と、クリアファイルの筒を動かしてみるとピストンのように動くことを確認し、クリアファイルの残りを8mm×30mmくらいに切り、端5mm位のところに小さい穴をあけて取っ手部分を作っておきます。

トイレットペーパーの端部分にも穴をあけて、先に作ってあった方の芯の内側に重ねるようにしてから穴をあわせてネジを止めます。
クリアファイルの筒の端、アルミホイルがある部分にも穴をあけてネジを締め、これがバリコン電極です。

コイルに巻きつけたエナメル線の端が絶縁部となりますので、カッターではがし、そこにはんだづけして、同じようにコイルの反対側もはんだします。
配線用のビニール線は取っ手のある方のバリコン端子、さらにはんだを施したコイルの片方の線、ビニール線の3本を軽くまとめてばらばらにならないようにしてはんだ、きれいに光った状態になってそれぞれの線に流し込むようになればOKです。

ビニール線にはゲルマダイオードを設置し、底にイヤホンジャックの端子を、さらにバリコンの端子にコイルの端をイヤホンジャックアース側にはんだし、ラジオが出来上がります。

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