アンテナタワー

無線を楽しむ アンテナタワー はコメントを受け付けていません

アマチュア無線家がほしいと思うことが多いアンテナタワーとは

アマチュア無線を利用するようになってある程度楽しめるようになると、ほとんどのアマチュア無線家がほしいと感じるのがアンテナタワーです。
タワーは通常、一人で建てるようなものでは無いのですが、ほしいと思う人も多いですし、一人で建てる事が不可能という事もありません。

こうしたタワーを建てることでよりクリアな通信ができるようになるので、もしやってみたいという人がいるようなら、ルールを守ってしっかりとアンテナタワーを作ってみるといいでしょう。

タワーを建てる、必要なもの、作業について

タワーを作る場合、考えなくてはならないことがリスクの高いものにしない事、また建築基準法などに違反しないものを建てるという事が必要です。
建築基準法では15m以上のモノを建築する場合、申請する必要があるので鉄塔を建てる場合、それ以下の高さを選ぶ必要があります。
余りにも高いタワーだと、雷の避雷針的な存在となってしましますし、風によってリスクを受ける事もあるので、高さは慎重に選ぶべきでしょう。

タワーを建てるということで穴を掘ってコンクリートを打つという事も必要です。
タワーを選び購入すると、取扱説明書などが付いてきますが、そこにどのくらいの基礎を作るべきか説明されています。
例えば13mのタワーを建てる場合、ものによって違いもありますが、80㎝角、深さ1.6mの穴を掘ることが必要です。

深さ1.6mの穴というと相当深い穴となりますので、穴を掘るための道具も準備しなければなりません。
つるはし、スコップ、さらに土を運ぶ容器などを用意して掘りましょう。
これはかなりの重労働です。

掘り終わるまでには、一人で行うという場合、かなりの労力、時間が必要で1週間程度見ておく方がいいかもしれません。
穴を掘り終わったらコンクリートを打ち込む前に必要な鉄骨のセクションを組み立て、穴の真ん中くらいに設置し、土を埋戻しします。
この位置についても取扱い説明書に書かれていますので、しっかり確認し、ぴったりと行かなくても近い位置に埋め込みます。

この際、できる限り垂直にすることでタワーを真っ直ぐ建てる事ができるので、垂直を意識し(しっかり作りたいという方は垂直を計れる道具を買って利用するといいでしょう)、セクションをくみ上げます。
最後にコンクリートを流し込みます。

コンクリ流し込みから設置

13mのタワーの場合、ものによって違いもありますが、一般的に1㎥くらいのコンクリが必要となりますので、セメント、砂、バラス等の比率をホームセンターなどで確認するといいでしょう。
通常、セメント、砂、バラスの比率は1:3:6といわれていますので、この比率で、必要なセメント、砂、バラスなどを購入します。
かなりの量になるので、トラックなどをレンタルする方がいいかもしれませんし、ホームセンターにはお持ち帰り用のトラックを貸し出してくれるところもあるので借りて運びます。

コンクリートもこれだけの量になると手で混ぜるのはかなりの労力です。
もし、ミキサーなどを持っている人がいれば借りてセメント等を混ぜますが、ミキサーが準備できない場合、レンタル出来ないか?建設機器のレンタル会社などで確認してみるといいと思います。

セメントの流し込みが終わったらコンクリの部分が固まるのを待って(1週間ほど)鉄塔をくみ上げます。
この際にも取扱説明書を読んで順番に組み立てていくことが必要です。
ただかなり労力が必要になりますし、組み立てにも時間がかかりますので、ゆっくり慎重に、順番を間違えないように行うことと、高さがでてくると次第に危険も伴いますので、安全を一番に組み上げていくことが大切です。

最終的にアンテナを取り付けますが、引っ張り上げるなど一人では不可能な面もありますので、どのように作っていけばいいのか、説明書を読み、これは無理そうだと思ったら無理をせず、建設会社へ依頼するなど考えましょう。

Related Articles

Back to Top