陸上特殊無線技士とは

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陸上で無線を扱える資格

陸上特殊無線技士は無線関連の資格の1つであり、無線局に設置されている設備を使用し、無線通信を行えます。
テレビ中継局や携帯電話やスマートフォンの基地局、消防などの他に、タクシー無線もこの資格がないと、操作はできません。
それほど有名な資格ではないですが、需要もあり豊富に求人もあります。

種類としては1級から3級まであり、国内電信級陸上特殊無線技士という資格もあります。
特にこの国内電信級陸上特殊無線技士は、国内通信での無線操作に限って行うことができるので、中でも別格の資格です。
1級から3級まででは、1級が一番広い周波数を扱うことができ、級が下がるごとに扱える範囲が少なくなります。

・特殊な会社で働ける

資格を取得するメリットとしては、無線通信を行う機器を扱う会社で働けます。
無線通信を行うには資格を持ってないといけないので、そのような会社で需要が多いです。
テレビや携帯電話、インターネットなどの基地局で無線機器を操作するときに、必要となる資格です。
現在は電波法が変わり、このような機器を扱う場合は、主任無線従事者の下で操作することができます。
ただし、モールス信号など、監督下でも無資格では扱えない部分もあり、関係会社に就職を考えているならば、資格取得しておいて損はありません。

この資格には4種類ありますが、需要が最も高いのが1級です。
そのために、難易度も1級は高く、取得すれば多くの場所で働くことが可能です。
ヘリコプターや船舶での無線操作をするならば、他の資格を取得しないとなりません。

難易度に差がある

1級から3級まで、それぞれで取得する場合の難易度が違います。
3級が一番簡単で受験者の9割ほどが合格し、1級となると受験者の3割ほどしか合格できず、難易度が違ってきます。
時間があれば3級から順に取得するとスムーズですが、1級を最初から受検することもでき、一発で1級合格を狙うならば、時間をかけてしっかり勉強しましょう。

試験に関しては、無線工学と法規があり、両方とも60点満点で40点以上取得すれば合格となります。
1級に限っては、無線工学は120点満点となっており、70点以上取得で合格です。
試験は年に2回行われており、1回で合格しなければ、両方受検することも出来ます。
学生でも受検可能であり、工業系高校などに在学の方は、受検を勧められることもあります。

資格を取得する場合は、試験を受けて合格するか、養成課程を受けて修了するかの2通りあります。
ただし1級の場合は、高校の電機科を修了し、業務経験がないと養成課程を受講できません。
また養成課程であっても、最後の終了時には試験があるので、合格しないと修了とはなりません。

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