無線通信機の構成

基礎知識 無線通信機の構成 はコメントを受け付けていません

皆さん知っていますか?理解すると非常に興味深いアマチュア無線

昔、アマチュア無線の資格を持っている人も多かったですし、スマホも携帯もない時代では、自分で通信できるアマチュア無線は、非常に魅力あるものでした。
アマチュア無線が始まった当初などは、受信機、送信機なども自分で製作する方が多く、メカに詳しくなることが大切な要素でしたし、それがアマチュア無線の楽しみでもありました。

しかしその後デジタル化が進んだことで、現在は機器を自分で作るという人も少なくなっています。
そのため、昔、アマチュア無線をいじる人は機器の構成などについて深い知識を持っている人も多かったのですが、現在、その知識を持っているという人も少なくなり、構成に至ってもほとんど知らないという人が少なくありません。

しかしアマチュア無線はモノづくりとしての要素も持っていますし、どういう構成で通信できるのか?という事を知る事も楽しいのではないでしょうか。

無線通信機とはどういう構造になっているのか

無線通信機については、機器別に表すことができるブロックダイヤグラムが利用され、これを利用することで機器の動作全体を理解できるという事もあります。
ブロックダイヤグラムは、トランジスター、ダイオード、IC、さらにコイル、コンデンサー、抵抗などで構成されているという事、これは基礎としておぼえておきましょう。

これまで受信機はスーパーヘテロダイン方式がほとんどでしたが、最近はデジタル信号処理による技術も発展し、ベースバンドと呼ばれる方式も利用されるようになっています。

ベースバンド方式の場合、アンテナから入ってきた信号を高周波増幅器で増幅します。
周波数を変換するための局部発振器の信号と高周波増幅された信号が周波数変換器に加えられ、この周波数の差が中間周波数となります。
中間周波増幅器によって必要なレベルまで増幅され、復調器に入り元の信号に復調され、復調された信号はまだ弱いため、スピーカーを鳴らす電力まで増幅するために低周波増幅器でレベルが上げられます。

送信機は音声などの情報を電波によって送りだすという機械で、マイクから入ってきた音の信号を低周波増幅器でレベルを増幅します。
これによってレベルを上げられた音声信号が発振器で信号を変調、その信号と次の発振器で目的の周波数に変換、これによって返還された周波数はまだ弱いため、高周波増幅によってレベルを上げ、最終的敵に必要なレベルまで電力をあげていくという仕組みです。

こうした仕組みはブロックダイヤグラムによって図式されているものをみると、よく理解しやすいので、まずはブロックダイヤグラムをみてどのような構成になっているのか確認してみるといいでしょう。

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